ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2024.03.11

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.467公開されました(ゲスト:クワザワホールディングス株式会社 桑澤嘉英氏・第2週目

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、クワザワホールディングス株式会社、及び株式会社クワザワの 嘉英さんをゲストにお迎えした第2週目の放送が公開されました。

今回は、クワザワの転機について伺いました。

今年で創業91年となるクワザワ。その長い歴史の中で大きな天気となったのは、創業者である桑澤清氏の後を継ぎ、「クワザワグループ」にまで育て上げた二代目の義雄氏(嘉英さんの実父)が1976年、53歳で突然に逝去されたことだと言います。

それは嘉英氏が、東大卒業後、東京海上火災保険に入社した、わずか1ヶ月後の事。

クワザワは残った経営陣が社長となり後を継ぎますが、わずか5年で経営が傾き多額の不良債権が発生、金融機関の信用も失う状況になってしまったそうです。

当時の経営陣は自力での再建は難しいと判断し、最大の取引先で関係も深い日本セメント(現・太平洋セメント)に社長の派遣を嘆願。日本セメントにとってもクワザワはトップクラスの代理店だったので社長を出すことを受諾しますが、それには二代目義雄氏の長男である嘉英さんをクワザワに入れることが条件だった言います。

父親からは「自分の好きなことをすればいい」と言われていたので、ずっと東京海上に勤めるつもりだった嘉英さんは自分が死ぬ時、東京海上に残ること、クワザワに入ることのどちらが後悔しないか、まで考えますがなかなか決断できなかったところ・・・。 「会社の行く末を話し合った幹部会議が終わったと、いきなり突然の雨が降り出したのを見て「これは父の涙かな」と思い、クワザワに戻ることを決めました」と語る諸岡さんのお話を、是非お聴きください。