ORGANIZATION

経営陣

  • 武田 隆

    代表取締役 兼
    最高経営責任者
    武田 隆(TAKEDA Takashi)

    1996年、前身となるエイベック研究所を創業。企業サイト構築のコンサルテーションを足掛かりに事業を拡大し、多数の受賞を得るも、企業と顧客の距離が縮まらないインターネットサービスの限界に悩む。クライアント企業各社との数年に及ぶ共同実験を経て、「ファンコミュニティ」をマーケティングに活用する理論と手法を開発。その中核には「心あたたまる関係と経済効果の融合」がある。システムの完成に合わせ、2000年、同研究所を株式会社化。2015年、ベルリンと大阪に支局を開設。2022年11月現在、味の素株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、株式会社エフエム東京他、75の企業・自治体のファンコミュニティを運用。国際特許を含む複数の特許技術を用いたデータサイエンスを駆使し、生活者との関係構築や課題解決、持続的発展を支援する。著書『ソーシャルメディア進化論』(ダイヤモンド社、2011年)は松岡正剛の日本最大級の書評サイト「千夜千冊」にも取り上げられ、ロングセラーに。JFN系列FMラジオ番組「企業の遺伝子」パーソナリティを務める。1974年生まれ。海浜幕張出身。

  • 八木 優希

    取締役 兼
    最高執行責任者
    八木 優希(YAGI Yuuki)

    一橋大学大学院法学研究科卒業。2013年入社。ファンコミュニティの構築・運用に関するコンサルティング業務を経た後、コミュニティデータの分析業務に従事。コミュニティデータからファン化のプロセスを解明する「CDM(コミュニティ・データマイニング)」や、コミュニティ設計のタイプを診断する「CA(コミュニティアセスメント)」等のデータサイエンスソリューションの開発に携わり、2016年にはデータサイエンスソリューションを扱う部署の立ち上げに参画。2018年、取締役就任。

  • 博多 美保

    取締役 兼
    最高財務責任者
    博多 美保(HAKATA Miho)

    立教大学経済学部卒業後、野村インベスター・リレーションズ株式会社にて「アイアール・マガジン」「知って得する株主優待」編集長として、上場企業約300社の社長取材記事を執筆。個人投資家と上場企業のコミュニケーションや株主優待について日経新聞ほか各種メディアに寄稿を行う。その後、グリー株式会社にてIR、経営企画業務に従事し、2013年米国Institutional Investor Best IR Professionals Software/Entertainment1位に選出。2014年からはHR Tech系スタートアップ企業に取締役CFOとして参画し、経理財務、労務人事などコーポレート業務全般を担当。2018年、取締役就任。

  • 高橋 育子

    取締役 兼
    最高クリエイティブ責任者
    高橋 育子(TAKAHASHI Ikuko)

    共同創業者。Web制作事業の責任者として日本アイ・ビー・エム株式会社、セイコーエプソン株式会社など累積130社のWebサイトを構築。企画デザインを担当したアサヒビール就職採用サイト「GARDEN ASAHI」が、ダイヤモンドビッグ社主催「採用広報調査2000」において採用ホームページ人気ランキング食品部門1位を獲得。2000年の株式会社化に伴い、取締役就任。ファンコミュニティのインターフェイス設計、活性のための運営管理を担う部署を新設、指揮をとる。企業向けマーケティングソリューションの提供開始に合わせ、クライアント各社とリレーションシップをはかる部署を新設、責任者となる。その後、産休育休中は家庭に専念し、2014年より現場復帰。現在はデザイン思考の経営に力を入れ、全社の成長を支える。

  • アレンマイナー

    社外取締役アレン・マイナー(ALLEN Miner)

    株式会社サンブリッジコーポレーション代表取締役会長 兼 サンブリッジグループCEO。1987年から日本オラクル株式会社初代代表として同社の立ち上げに貢献し、記録的成長の礎を築く。その後も米国オラクル本社のマネジメントとして活躍。1999年に自らの資金で設立した株式会社サンブリッジの代表取締役として、セールスフォース・ドットコム、等のベンチャー企業に投資し、7件にのぼるIPOを実現。現在までに投資したベンチャー企業は55社を超え、新事業、新産業の創出発展に貢献している。2007年、米国フォーブス誌のベンチャーの企業価値向上に顕著な貢献をしたと見なされるベンチャーキャピタリストおよびエンジェル投資家のリストである『Midas List』に日本を中心に活動するベンチャーキャピタリストとして初めて選出される。また、日本ベンチャーキャピタル協会の設立メンバーであり、現在は顧問を務めている。著書に『わたし、日本に賭けてます。』(翔泳社)がある。対談:ソーシャルメディア進化論

  • 國領 二郎

    社外取締役國領 二郎(KOKURYO Jiro)

    慶應義塾大学総合政策学部教授。1982年東京大学経済学部卒業。日本電信電話公社入社。1992年ハーバード大学経営学博士。1993年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授。2000年同教授。2003年同大学環境情報学部教授。2006年同大学総合政策学部教授。2009年同大学総合政策学部長。2013年慶應義塾常任理事。公益財団法人船井情報科学振興財団理事、情報社会学会 理事 副会長、一般社団法人ユニバーサルメニュー普及協会代表理事、特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センター顧問、株式会社ジンズ社外取締役、情報通信総合研究所特別顧問。主な著書に「オープン・ネットワーク経営」(日本経済新聞出版社、1995)「オープン・アーキテクチャ戦略」(ダイヤモンド社、1999)「オープン・ソリューション社会の構想」(日本経済新聞出版社、2004)「ソーシャルな資本主義」(日本経済新聞出版社、2013)がある。対談:ソーシャルメディア進化論

アドバイザー

  • 野中 郁次郎

    知識創造分野野中 郁次郎(NONAKA Ikujiro)

    一橋大学名誉教授。早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造株式会社勤務ののち、カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてPh.D.取得。南山大学経営学部教授、防衛大学校社会科学教室教授、北陸先端科学技術大学院大学教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授などを歴任。2002年に紫綬褒章、2010年瑞宝章中綬章受賞。2017年、カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクールから同大学最高賞の生涯功績賞を史上5人目として授与された。知識創造理論を世界に広めた知識経営の権威で、海外での講演も多数。著書に『組織と市場』『失敗の本質』『知識創造企業』『戦略論の名著』『流れを経営する』『全員経営』『知的機動力の本質』『直観の経営』『ワイズカンパニー』などがある。対談:ソーシャルメディア進化論

  • 松岡 正剛

    編集工学分野松岡 正剛(MATSUOKA Seigow)

    編集工学研究所所長・イシス編集学校校長。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授を歴任。1971年に工作舎を設立し、オブジェマガジン『遊』を創刊。1987年に編集工学研究所を設立、情報文化と情報技術をつなぎ、応用発展させる活動を展開。2000 年にネット上で連載をスタートした壮大なブックナビゲーション「千夜千冊」は300万アクセスを超える。同年、インターネット上で編集術を学ぶことができる「イシス編集学校」を開校。日本文化研究の第一人者として「日本という方法」を提唱し、独自の日本論を展開している。著書に『知の編集術』『日本流』『フラジャイル』『日本という方法』などがある。対談:ソーシャルメディア進化論

  • 村井 淳

    インターネット分野村井 純(MURAI Jun)

    慶應義塾大学 環境情報学部教授。工学博士(慶應義塾大学・1987年)。1984年日本初のネットワーク間接続「JUNET」を設立。1988年インターネット研究コンソーシアムWIDEプロジェクトを発足させ、インターネット網の整備、普及に尽力。初期インターネットを、日本語をはじめとする多言語対応へと導く。内閣高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)有識者本部員、内閣サイバーセキュリティセンターサイバーセキュリティ戦略本部本部員、IoT推進コンソーシアム会長他、各省庁委員会の主査や委員などを多数務め、国際学会等でも活動。2013年「インターネットの殿堂(パイオニア部門)」入りを果たす。2019年フランス共和国レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章。「日本のインターネットの父」として知られる。 著書に『インターネット』『インターネットII〜次世代への扉〜』などがある。対談:ソーシャルメディア進化論

  • 松田 修一

    ベンチャー分野松田 修一(MATSUDA Shuichi)

    早稲田大学名誉教授。ウエルインベストメント株式会社取締役会長、日本ニュービジネス協議会連合会副会長等を兼任。元日本ベンチャー学会会長。1966年公認会計士試験2次試験合格、1973年監査法人サンワ事務所(現在 監査法人トーマツ)入社、社員(パートナー)として中堅・ベンチャー企業のコンサルティングに従事。商学博士(早稲田大学)取得後、1986年早稲田大学助教授、1991年教授に就任。現在、経済産業省・財務省・文部科学省・総務省などの審議会・委員会などを歴任。 著書に『ベンチャー企業〜経営学入門シリーズ』『会社の読み方』『コーポレートベンチャリング』『ベンチャー企業の経営と支援』『経営監査の理論と実務』など多数。対談:ソーシャルメディア進化論

  • 池上 高志

    人工生命分野池上 高志(IKEGAMI Takashi)

    複雑系・人工生命研究。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士(物理学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科・広域システム科学系・教授。人工生命(ALIFE)に新たな境地を切り拓き、研究を世界的に牽引。サウンド・アーティストの渋谷慶一郎と、第三項音楽という新しいサウンド・アート活動を提唱し、山口情報芸術センター [YCAM]で《filmachine》(2006)や《MTM [Mind Time Machine]》(2010)などのインスタレーションを発表。著書に『動きが生命をつくる』『生命のサンドウィッチ理論』『人間と機械のあいだ』などがある。対談:ソーシャルメディア進化論

  • 池上 高志

    海外・M&A分野佐野 弘明(SANO Hiroaki)

    元株式会社電通常務執行役員。1979年電通入社、大手製薬メーカーからファッションメーカーなど幅広いクライアント作業に営業職として従事、1988年社内海外研修を経て1989年より電通ロサンゼルスに赴任、その後電通が買収したエージェンシー「コルビー&パートナーズ」の再建にあたる。2004年本社に異動、海外投資案件、ネットワーク作りなどを経験し2006年アムステルダムの電通との合弁エージェンシーに赴任。さらに2009年帰国後、電通とソニーの合弁エージェンシー「フロンテッジ」に出向、経営にあたる。2014年4月より電通執行役員 兼 電通イージスネットワーク 取締役、2015年より常務執行役員海外事業統括補佐、2018年顧問就任。現在は地方自治体のコンサルティングも行う。

第1回QONアドバイザー会議
〜Quality Of Networkとはなにか?〜

2020年2月5日 赤坂某所。日本を代表する知識人たちが一堂に集結し、次世代の重要テーマ「Quality Of Network」について、議論を白熱させた。このテーマは、クオン社の社名の由来でもある。1996年、学生ベンチャーとして起業し、多くの幸運に恵まれどうにか生き残ってきた。その幸運のひとつは、知の巨人たちとの出逢いだった。「ソーシャルメディア進化論(ダイヤモンド社/2011年)」の出版を機に紡がれた縁は、縁が縁を呼び、クオンの社格には不相応な重厚で貴重なネットワークとなった。「QONアドバイザー会」はクオンにもたらされた幸運の結晶でもある。「アドバイザー会議」に知の巨人たちが集まる…。この知のネットワークのやりとりをクオン社内に留めておくのは忍びない。アドバイザーのみなさまに、会議全録の記事公開をお願いし、快諾を頂いた。
当日、議論は凄まじい密度で展開された。「クオリティ」とはなにか?「ネットワーク」とはなにか?量と質。マスメディアとインターネット。秩序と混沌。人間とAI、意識と無意識。様々な二項対立の関係が次々と暴かれて行く。「Quality Of Network」について考えるということは、多くの矛盾と向き合って行くことなのだと痛感した。動的に冒険的に。そして大きな野望を持って。「QON」は、「Quality Of Network」 の頭文字だ。「QON」は「クオン」と読む。この音は仏語の「久遠」にも通じる。久遠とは、遠い過去または未来のこと。久遠の視野を持って、同じ時代を生きる皆さまと一緒に、ネットワークの多様な現実と可能性について模索していきたい。(クオン代表 武田 隆)

■参加者 ※敬称略
<アドバイザー>
野中郁次郎(一橋大学名誉教授)/ 松岡正剛(編集工学者)/ 村井 純(慶應義塾大学教授)/ 松田修一(早稲田大学名誉教授)/ 池上高志(東京大学大学院総合文化研究科教授)/ 佐野弘明(元株式会社電通常務執行役員)
<社外取締役>
アレン マイナー(サンブリッジグループCEO)/ 國領二郎(慶應義塾大学教授)

会議の全録を読む

永久名誉アドバイザー

瀧本 哲史

TAKIMOTO Tetsufumi

「起こったことは全て正しい」

悔しさや寂しさに打ちひしがれているとき、
常に軍師は横に立ち、
すぐに次の戦略の立案と実行を促し続けた。

組織図

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