ラジオ「企業の遺伝子」Vol.462公開されました（ゲスト:米屋株式会社 諸岡良和氏・第1週目）

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、米屋株式会社の 諸岡良和さんをゲストにお迎えした第1週目の放送が公開されました。

今回は、米屋の成り立ちについて伺いました。

今年で創業125周年を迎える老舗和菓子店の米屋は、諸岡良和社長の曽祖父にあたる諸岡長蔵氏によって、今も本店がある成田山新勝寺の表参道で創業されました。そのきっかけとなったのは全くの偶然だったそうです。

雑貨や穀物を扱う店をやっていた創業者の祖父が病気になった際、皆さんからお見舞いとしていただいた大量の砂糖を材料に、店にあった小豆で羊羹を作り売り出したところ飛ぶように売れたため羊羹屋を始めたと言います。

そして新勝寺の精進料理にあった「栗羹」というものをヒントに、近郷で取れる柴栗を使って日本初となる栗羊羹を産み出しました。

当時の成田山は参拝客に対して強引な呼び込みや掛売り、粗悪品を売るようなお店が多かったそうですが、長蔵氏は品質本位なモノづくりと誠実な商売を徹底し、徐々に信用を勝ち取っていったそうです。

「創業者は『己に薄く他に厚く』という理念のもと、私財を投じ、自らも鍬を手に参詣客や近所の人々のために道路の整備をするような、奉仕の精神を持った人でした」と語る諸岡さんのお話を、是非お聴きください。