ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2024.01.15

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.459公開されました(ゲスト:株式会社 伊勢半 大町龍氏・第2週目)

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、株式会社伊勢半の 大町龍さんをゲストにお迎えした第2週目の放送が公開されました。

今回は、伊勢半の転機について伺いました。

2025年に創業200年を迎える伊勢ですが、その長い歴史の中の大きな転機をもたらしたのは、現在の会長、伊勢半七代目の澤田一郎氏の父親、六代目の亀之助氏が戦前、日本にも西洋の化粧品が少しずつ入ってきたことで、「和紅一本では立ち行かなる」と考え、現在のように総合化粧品企業になるべく舵を切ったことだそうです。

そこで最初に手掛けたのが、西洋のスティックタイプの口紅だったのですが、これが全く売れず、亀之助氏は「良いものを作れば売れるというものではない」という、伝えること=宣伝の必要性を痛感します。

戦後、残っていた口紅の原料で口紅を作り始めた亀之助氏。『キスミー特殊口紅』を発売しますが、食糧不足の時代に「口唇に栄養を与える」のキャッチフレーズで雑誌の裏表紙全面広告等を展開し、最初のヒット商品となりました。

さらに1955年「キッスしても落ちない」という当時としては大胆なコピーで「キスミースーパー口紅」を発売し、製造が追いつかないほどの大ヒットとなります。

「斬新すぎるコピーに対してはたくさんの苦情も寄せられたと聞いていますが、苦情があるということは、それだけ人々に製品の存在が知られている事だと、六代目は考えたようです」と語る大町さんのお話を、是非お聴きください。