ラジオ「企業の遺伝子」Vol.443公開されました（ゲスト:株式会社龍角散 藤井隆太氏・第2週目）

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、株式会社龍角散の 藤井聡太さんをゲストにお迎えした第2週目の放送が公開されました。

今回は、龍角散の転機について伺いました。

藤井社長は大学卒業後、小林製薬に入社。その後三菱化成工業(現・三菱ケミカル)を経て、94年龍角散入社し、95年8代目代表取締役社長に就任されました。

当時の龍角散は売上40億円に対し負債も40億円という絶対絶命のピンチを迎えていたそうです。

その時、藤井社長が行ったのは自社の強みを確認するということでした。龍角散愛用者への時間をかけたグループインタビューなどを実施し、そこで判明した結果をもとに決意したのが［自社の専門性を高める］という方針です。

売上のあるなしに関わらず、龍角散のブランドを強化できる商品に集中し、その他のものは大胆に廃止して行きました。

またメイン商品の龍角散を冬季以外でも購入されるよう、花粉症やお祭りといったトピックと関連づけて効果を訴求し、通年で売上が出るようにしたそうです。

その結果、2018年には社長就任時の５倍、売上約200億円までに拡大し会社を成長させました。 「集中と選択といっても廃止することへの反対や抵抗は物凄く強かった。でも成功すると皆黙ったけどね。」と語る藤井さんのお話を、是非お聴きください。