ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2023.01.10

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.406公開されました(ゲスト:太陽工業株式会社 能村祐己氏・第1週目)

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、太陽工業株式会社能村祐己さんをゲストにお迎えした第1週目の放送が公開されました。

今回は、太陽工業の成り立ちについて伺いました。

太陽工業は大型膜面構造物、いわゆるテントの構造物の世界的リーディングカンパニーであり、皆さんがご存知の東京ドームや先頃のサッカーW杯で日本代表がドイツ、スペインという強豪に勝利したカタールのハリーファ国際スタジアムの天井膜構造も担当していたそうです。

その始まりは1922年、にあたる曽祖父・能村金茂(かねしげ)氏が大阪市にて『能村テント商会』として創業したことが起源だそうです。金茂氏は豊かなアイデアと先進性で事業を拡大したのですが、第二次世界大戦中に公布された企業整備法により1943年に廃業を余儀なくされてしまうそうです。

そして終戦の翌年、祐己氏の祖父、金茂氏の長男・龍太郎(りょうたろう)氏が実家に残っていた足踏みの縫製ミシン一台と裁断用のはさみ一丁だけで5坪半の借家の一室と裏庭を事務所・工場・倉庫として『能村縫工所』を創立、事業を再開させます。

最初は闇市で使われるリックサックから始まり、トラックの幌から運動会のテント、さらにはサーカスのテントなど徐々に大きなものを作るようになっていき、1947年にはついに株式会社化。「太陽こそ万物全てのエネルギーの源泉だ」と考え社名を『太陽工業株式会社』に変更したそうです。

「祖父は毎年一回、孫たちをホテルの会議室に集めて「孫セミナー」を開催して、会社の創業時の話など、ホワイトボードを使って説明してくれました」と語る能村さんのお話を、是非お聴きください。