ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2022.12.12

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.402公開されました(ゲスト:サントリーホールディングス株式会社 富岡正樹氏・第1週目)

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、サントリーホールディングス株式会社富岡正樹さんをゲストにお迎えした第1週目の放送が公開されました。

今回は、サントリーの成り立ちについて伺いました。

13歳から約7年間、薬種問屋で丁稚奉公をしていた創業者・鳥井信治郎氏が、1899年大阪市西区に「鳥井商店」の看板を掲げたのが、その始まりです。

当時は西洋のお酒などは全くと言ってよい程知られていませんでしたが、ごく一部の人々が滋養強壮薬として葡萄酒を飲んでいたため、薬種問屋で葡萄酒をはじめとした西洋のお酒に出逢い知識を得ていた鳥井氏が、そうした世界に魅力を感じ起業したそうです。

しかし開業当時はほとんど売れず、大変苦しい時が続きます。が、鳥井氏は絶対に諦めないという不屈の闘志で日本人の口に合うお酒の開発に邁進、創業から7年経った1907年、「赤玉ポートワイン」が誕生し大ヒット、今日のサントリーにつづく礎となります

元々日本に洋酒の地平を切り拓くことを夢見ていた鳥井氏は、次にウイスキーの製造に着手しますが、これもまた荊の道となります。元々熟成が必要なウイスキーは作ったらすぐ売れるというものでなく、しかも完成した製品はウイスキー独自のフレーバーが「焦げ臭い」と言われてしまう状況だったそうです。

しかしここでも諦めることをしなかった鳥井氏、自らの舌と鼻を信じて開発を続け、14年目にして大ヒット商品「角瓶」が完成、日本に国産ウイスキーを定着させました。

「やってみなければわからないからやるが信条の鳥井さんの精神『やってみなはれ』は、いまだにサントリーの社員に求められる資質なんです。」と語る富岡さんのお話を、是非お聴きください。