ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2022.11.21

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.399公開されました(ゲスト:ニチバン株式会社 高津敏明氏・第2週目)

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、ニチバン株式会社高津敏明さんをゲストにお迎えした第2週目の放送が公開されました。

今回は、ニチバンの転機について伺いました。

今年創業104年を迎えたニチバンの1番の転機は、セロテープの開発だったそうです。終戦後、とある展示会でアメリカの3Mの開発したスコッチテープを見た歌橋憲一社長は「こんな便利なものなら日本でも売れるに違いない」と思い開発に着手。ちょうどその時、検閲した手紙の封緘用のテープの供給をGHQから要請され、大変難しい開発でしたが1948年にセロテープを完成させ納品したそうです。

その短期間での開発力と品質に、GHQからは賞賛を得他のですが、国内の一般市場では、今まで誰も使ったことがない商品であるため、用途を知らせるためにさまざまなプロモーションが必要だったとか。

また1973年に始まったオイルショックの時は倒産寸前の経営危機になったそうで、人員整理もやむない状況になったそうですが、製薬業界で繋がりのあった大鵬薬品工業の資本参加を得て経営を立て直し、1979年に黒字に転換することができたそうです。

「資本参加が決まる前、大鵬薬品工業の小林社長がニチバンの工場を見学された際、働く人たちの顔を見ながらこの人たちの雇用を守らなければと感じて資本参加を決めてくださったんです」と語る高津さんのお話を、是非お聴きください。