ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2022.09.19

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.390公開されました(ゲスト:株式会社 河内源一郎商店 山元文晴氏・第1週目)

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、株式会社河内源一郎商店 山元文晴さんをゲストにお迎えした第2週目の放送が公開されました。

今回は、河内源一郎商店の成り立ちについて伺いました。

河内源一郎商店は国内に5社しかない、麹の基となる種麹を販売している会社であり、日本の焼酎メーカーの8割がその工麹を使っているといいます。

そんな河内源一郎商店の創業者こそ、日本の国菌と認定されている「河内菌白麹」と「河内菌黒麹」の分離・培養に成功し「麹の神様」と称されている河内源一郎氏。1931年に大蔵省を退官したのち、48歳の時に鹿児島の地で創業しました。

元々は広島で味噌醤油藏を営む家に生まれたものの、家業が立ち行かず家計を助けるために大蔵省鹿児島税務監督局となり、鑑定官として鹿児島に赴任したそうです。この地で焼酎作りの品質向上のために研究したのが「麹」であり、その後一生に亘ってその研究・開発に身を捧げることとなります。

そして、地元の焼酎蔵元の杜氏さんたちとの確執や乏しい研究環境の中、信じられないほどの集中力と発想で、飛躍的に焼酎の品質向上を成し遂げます。

「麹の世界の面白さにのめり込み、麹に人生を捧げた創業者は、戦争中も命にはって麹菌を守り抜いたすごい人なんです」と語る山元さんのお話を、是非お聴きください。