ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2021.12.20

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.351公開されました(ゲスト:株式会社 エーアイ 吉田大介氏・第2週目)

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、株式会社エーアイ代表取締役社長 吉田大介氏をゲストにお迎えした第2週目の放送が公開されました。

今回は、エーアイの成り立ちについて伺いました。

株式会社エーアイの誕生に大きく関わったのが、吉田さんの前職であるATR(株式会社国際電気通信基礎技術研究所)での経験です。
優れた研究者が全国から集まり、新しい技術の研究開発をしている会社ですが、その成果をビジネスに繋げることが課題となっていたところに請われ、研究成果展開業務(広報・企画・営業担当)の担当者として着任。
そこで出会った数多くの技術の中でも、特に吉田さんが心を奪われたのが、コーパスベース音声合成技術だったそうです。

技術的な課題がまだ残るものの、その大きな可能性に魅力を感じた吉田さんは、元ATRで音声合成技術の研究をしていた方を巻き込み、いろんな人の声の再現性が高く、韻律が自然で、音声辞書の作成が容易な製品に取り組み始めたそうです。

が、出来上がったものの、なかなか売れない音声合成でエーアイが台頭するきっかけになったのが、自治体の行政防災無線での採用でした。東京・三鷹市が実施したコンペにおいてその技術力が評価され採用されると、その後は全国の自治体に防災無線システムを収めている大手メーカーやシステムベンダーが次々と採用。現在では700以上の自治体でエーアイの音声合成技術が使われる事となったそうです。

「全く売れなかった時代に、最初に防災行政無線への採用が決まった時は『神様が与えてくださった』とまで思えた」と語る安井さんのお話を是非お聴きください。