ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2021.10.25
当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、ユースキン製薬株式会社 代表取締役社長 野渡和義氏をゲストにお迎えした第2週目の放送が公開されました。
今回は、野渡社長のキャリアについて伺いました。
大学卒業後、「なんとなくユースキンには入りたくなかった」という野渡社長は、ハウスメーカーに就職。入社当初の仕事は住宅に適した空き地を探す、登記所に行って土地の所有者を探す、アパートや団地を回って将来の見込み客を探す、といったきつい業務ばかりを担当させられたそうです。
その上、そのハウスメーカーの商品に自信が持てない(おもに外観デザイン)こともあり、営業成績もあがらず円形脱毛症になってしまったほど、辛い時期を過ごしていました。
そんな姿を見かねたのか、父親である先代社長から「同じ苦労をするならウチに来い」と声をかけられユースキンに入社します。
入社した当時のユースキンは、冬によく売れる自社製スキンクリームだけでなく、夏場の商品として他社の製品を仕入れ販売していたそうですが、当然利益率も悪く資金繰りも苦しい状態だったそうです。
1988年(昭和63年)当時39歳で社長に就任した野渡さんは、そうした拡大路線を変更、扱う商品をユースキンとかゆみ止めだけに絞りました。
すると売り上げは4割減となったものの、無理に押し込み営業をし、返品されて最後は廃棄するという悪いループもなくなり、資金繰りが改善したそうです。
「売り上げを作るために他社の製品を扱っていても喜びがなかった。誇りを持って自社製品でビジネスが成り立たせていこうと思い、新製品を生み出すこともできた」と語る野渡さんのお話を是非お聴きください。