ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2021.10.18

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.342公開されました(ゲスト:ユースキン製薬株式会社 野渡和義氏・第1週目)

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、ユースキン製薬株式会社 代表取締役社長 野渡和義氏をゲストにお迎えした第1週目の放送が公開されました。

今回は、ユースキンの成り立ちについて伺いました。

黄色とオレンジのパッケージでお馴染みのスキンクリーム「ユースキン」を製造販売するユースキン製薬は、1955年に野渡社長の父親である野渡良清氏が創業した瑞穂化学工業株式会社がその前身です。

農家の四男として生まれた良清氏は16歳の時、親戚の紹介で薬店に就職。7年後には薬種商の試験に合格し、その後独立して川崎で薬屋を開業します。一度は戦火で店を失うも、終戦後わずか1年で「清明堂野渡薬房」を開店させたほど、事業に心血を注いでいたようです。

そんなある日、店を訪れたご婦人から「手荒れに効く良い薬はありませんか?」とひび割れた手を見せながら相談されたそうです。良清氏は、当時一般的であった石油系油脂からできている商品をお出ししましたが、そのご婦人はがっかりした様子で「これは使ったことがありますが、あまり効果がありませんでした」と答えながら、それでも代金を支払って帰っていったそうです。

「そのご婦人の様子が忘れられなかった先代は、なんとかあのご婦人に喜ばれる製品を作り出したいと強く思い、今までに全くなかったクリームの開発に乗り出したんです」と語る野渡さんのお話を是非お聴きください。