ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2020.12.28

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.300放送スタートしました(ゲスト:日本交通株式会社 川鍋一朗氏・第3週目)

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」、日本交通株式会社丸 川鍋一朗氏をゲストにお迎えした第3週目の放送がスタートしました。

今回は、川鍋さんのキャリアについて伺いました。

慶應義塾大学を卒業後、アメリカに留学してMBAを取得。さらに世界最高峰のコンサルティング会社「マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン」に入社。眩いばかりのエリートコースのように見えますが、「いつかは家業を継いで社長になる。でも祖父が会社を起こした年齢ぐらいまでは他所で経験を積もう」と考えていた川鍋さんはマッキンゼーの入社面接の際「私はこちらの会社には最長でも五年はいないと思います」と正直に言ったんだとか。

その後マッキンゼーを退職し2000年に日本交通に入社した川鍋さんを待ち構えていたのは、ナント1900億円のもの負債! バブル景気時代に事業を広げたのが仇となっており、銀行からは創業家を退かせた再建計画書を提示されるまでに!
しかし川鍋さんは自ら先頭に立ち、自主再建を推進。本業回帰の大号令のもと、30以上あった関連会社の大多数の売却や徹底したコスト削減を実施します。また一方、「俺たちはハイヤー・タクシー会社であり、そのプライドを取り戻そう」と宣言。優良ドライバーに桜にNのプライドを実践すべく誓約書を書かせ、売り上げが高くなるビジネスクラスタクシー「黒タク」に乗せ社員を鼓舞しました。
またIT導入を積極的に展開するなどの各種施策も実施、その結果、2004年には1900億円あった負債の返済目処をつけて、2005年に社長に就任します。

「29歳で日本交通に入社してから、自分の本当の人生が始まった」と語る川鍋さんのお話を、どうぞお聴きください。