ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2020.09.21

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.286放送スタートしました(ゲスト:明星食品株式会社 渡邉玲樹氏・第1週目)

「企業の遺伝子」、明星食品株式会社 渡邉玲樹氏をゲストにお迎えした第1週目の放送がスタートしました。

今回は、明星食品の成り立ちについて伺いました。

創業は1950年。東京の吉祥寺で出会った、創業のメンバー。
奥井清澄さんと谷原昌元さんを中心としたそのメンバーは、明星食品の前身となった協和商会という会社で様々な事業を試行錯誤していたそうです。
「何か新しい事業をはじめたい」「どうせ手がけるなら何か世の中の役に立つ仕事を始めたい」という思いの中から、戦後の荒廃が続く中、米も小麦も配給の時代に国の委託事業だった乾麺の製造を決意して、明星食品を立ち上げました。

社長の奥井さんはアイデアマンであり、それまで手作業だった乾麺の製造を機械化するため日本初の乾麺の移行式自動乾燥装置を開発。明星食品を数年で日本一の製麺メーカに押し上げることに成功しました。しかも特許を申請せず、乾麺、麺業の業界を成長させ、市場を広げて行こうという自他共栄の思想から、同業者に公開しました。

前職は奥井さんが銀行マン、谷原さんは大学に務めており、言ってみれば麺作りの素人。素人ではあるが、真面目に実直に麺づくりに取り組み、信頼を獲得して行った歴史こそが、今の明星食品のDNAと語る渡邉さんのお話を、どうぞお聴きください。