ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2020.09.07

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.284放送スタートしました(ゲスト:株式会社小島衣料 石黒崇氏・第3週目)

「企業の遺伝子」、株式会社小島衣料 石黒 崇氏をゲストにお迎えした第3週目の放送がスタートしました。

今週は、小島衣料の経営戦略について伺います。

石黒さんが社長になって下した大きな決断は、中国の工場の大幅撤退。
2010年、中国生産が100%だったのが、人件費の高騰や人手不足で中国依存を脱却して現在は10%!残りの90%は他のバングラデシュやミャンマー、フィリピンなどのアセアンの工場に生産を移したそうです。

海外に日本人が進出する際に最も重要なのは、信頼できる現地のパートナーを見つけられるか。それさえ見つけられれば60〜70%は成功したようなものと、石黒さんはいいます。でもなぜ、小島衣料はバングラデシュとの人脈を作れたのでしょうか?

なんと小島企業はオーナーの子供達が高校に休学すると1年間休学してかなり珍しい国に海外留学に行かされるそうですが、その行き先はご長男がエジプト、ご長女はスペインの修道院、そしてご次男がバングラデシュであり、そのご次男のホームステイ先のご縁でパートナーが見つかったそうです。

それでもバングラデシュ工場の立ち上げ期は大変だったそうです。中国に比べて識字率も低く、リードタイムも倍以上。中国人のベテランを派遣し、実際の作業をして見せることで格段に向上、バングラデッシュでもその方式を採用し、質や納期を安定させ流ことができたと語る石黒社長のお話を、是非お聞きください。