ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2019.03.18

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.207放送スタートしました(ゲスト:株式会社小杉湯 平松佑介氏・第2週目)

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」、株式会社小杉湯 平松佑介氏をゲストにお迎えした第2週目の放送がスタートしました。

今回は、小杉湯の転機について伺いました。

文字通り「水」商売の銭湯では毎日大量の水を使うため、配管やお風呂といった設備が徐々に痛んでくるそうです。そこで20年に1回のペースで中普請(なかぶしん)と呼ばれる改修を行ってきました。

裏を返せば、銭湯の経営者は20年毎に中普請を行うのか、つまり事業を継続するのかの選択を迫られるということです。

小杉湯の転機となった中普請は15年前で、この時に導入したのが水風呂。温かい湯と冷たい水に交互に入ることを交互浴と言いますが、現在小杉湯が「交互浴の聖地」と呼ばれるようになったのは、この水風呂が功を奏していると言います。水風呂を導入した背景には、「銭湯を楽しんでもらいたい、ゆっくりと過ごしてもらいたい」という二代目・茂さんの想いからでした。他にも待合室を設けてギャラリーにしたり漫画を置くことで、これまで平均30分程だった滞在時間が1時間程に伸びたそうです。

数年後にも、また中普請が控えている小杉湯。次はどんな一手を投じるのでしょうか?

 

■平松佑介(ひらまつ・ゆうすけ)さん
株式会社小杉湯 取締役・小杉湯三代目
1980年生まれ、東京都出身。2003年スウェーデンハウス株式会社に入社後、4年目で全国トップの営業成績を記録し社長賞を受賞。2011年8月、株式会社ウィルフォワードを創業。国内最大手のタクシー会社の採用コンサルティング、WEB制作、マーケティング、法人営業部署の再生、広報部門立ち上げなどの組織変革や、中小企業の採用コンサルティングに従事。2016年10月より杉並区高円寺にある銭湯・小杉湯の三代目として働く。小杉湯に隣接した解体を控えた風呂なしアパートを舞台に、多様なクリエイターが共にくらし、それぞれの専門分野と銭湯を掛け合せた活動を展開した「銭湯ぐらし」や、銭湯の価値を再定義し新たな文化を作る「銭湯再興プロジェクト」を進行中。


「企業の遺伝子」は、当社代表 武田隆と知花くららさんが、さまざまな企業のキーパーソンをお招きし、お話を伺うことで、企業の遺伝子を探るFMラジオプログラムです。

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