ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2018.01.15

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.146放送スタートしました(ゲスト:シャボン玉石けん株式会社 森田隼人氏・第2週目)

弊社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」、シャボン玉石けん株式会社 森田隼人氏をゲストにお迎えした第2週目の放送がスタートしました。

今回は、シャボン玉石けんの企業理念について伺いました。

順調に売上を伸ばしていた合成洗剤の製造・販売を一切やめ、同社が無添加石けんに切り替えたのは1974年のこと。この方向転換をきっかけに、それまで8000万円近くあった月商は、わずか78万円にまで激減してしまいました。

「従業員は嫌だったでしょうね」と感想を漏らす春香クリスティーンさんに、森田社長は「いえ、逆に従業員は喜んだんです」。無添加石けんにこだわる2代目社長の気持ちはわかったけれど、もう結果は出ているのだからこれであきらめてくれるだろう、というのが当時の従業員たちの偽らざる気持ちだったようです。

ところが、そんなことで諦める2代目社長ではありませんでした。売上が激減したと言っても、ゼロではない。たとえ今は一握りでも、自分と同じように肌荒れに悩む人、環境への影響を気にしている人が選んでくれるはずだ——。

長年にわたる赤字続き、しかも従業員の退職が後を絶たない逆境にあっても2代目社長の折れない心を支え続けたのは、確固たる信念でした。

1987年には社名を現在の「シャボン玉石けん株式会社」へと変更。そして迎えた1991年、ある出来事が同社の窮状を救います。“奇跡”と呼んでもいいようなその出来事とはいったい、何だったのでしょうか?

■森田隼人(もりた・はやと)さん
シャボン玉石けん株式会社 代表取締役社長
1976年生まれ。福岡県出身。2000年に専修大学経営学部を卒後、すぐにシャボン玉石けんへ入社。すでに70歳になろうとしていた先代と共に働くことで、先代が大切にしてきた「健康な体ときれいな水を守る」想いを学んだ。2年後の2002年に取締役副社長、2007年より代表取締役社長に就任し、現在に至る。
2007年、少ない水で消化でき、環境負荷が軽減される石けん系泡消火剤「ミラクルフォ―ム」を本格発売、2009年、本社内に「感染症対策研究センター」を開設し広島大学と共同で研究・開発した手洗い石けん「バブルガード」を発売する等、新たな取り組みにチャレンジし続けている。


「企業の遺伝子」は、弊社代表 武田隆と春香クリスティーンさんが、さまざまな企業のキーパーソンをお招きし、お話を伺うことで、企業の遺伝子を探るFMラジオプログラムです。

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