ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2018.01.09

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.145放送スタートしました(ゲスト:シャボン玉石けん株式会社 森田隼人氏・第1週目)

弊社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」、シャボン玉石けん株式会社 森田隼人氏をゲストにお迎えした第1週目の放送がスタートしました。

今回は、シャボン玉石けんの成り立ちについて伺いました。

シャボン玉石けんといえば、言わずと知れた無添加石けんのパイオニア。「無添加」という言葉を食品以外で初めて使ったのも同社なのだそうです。

森田社長のお祖父様にあたる初代が北九州・若松の地で創業したのは今から108年前のこと。当初はゴム草履や鍋などの日用品全般を扱う雑貨商「森田範次郎商店」としてのスタートでした。石炭の積出港として知られていた若松では、石炭の荷降ろし・荷積みをする作業員たちが体の汚れを落とすためにと石けんがよく売れました。そんなこともあり、雑貨全般から次第に石けんに特化した商いへと転身していったそうです。

森田社長のお父様へと代替わりした1960年代、同社にひとつの転機が訪れます。

高度成長期にさしかかっていたこの時期、日本の家庭には白物家電が普及。洗濯機が一般化していくのに合わせて、アメリカから入ってきた合成洗剤も家庭に浸透していきます。「これからは合成洗剤の時代が来る」と察知した先代社長は、いち早く合成洗剤の取扱いを開始。読みは当たり、業績は右肩上がりで伸びていきました。

「無添加石けんで知られるシャボン玉石けんが、合成洗剤?」と疑問に思われた方もいるかもしれません。実はこのあとに起こったある出来事によって、合成洗剤で業績を伸ばしていた同社は「無添加」へと一気に舵を切ることになったのです。同社にとって重要なターニングポイントとなったその出来事とはいったい……?

■森田隼人(もりた・はやと)さん
シャボン玉石けん株式会社 代表取締役社長
1976年生まれ。福岡県出身。2000年に専修大学経営学部を卒後、すぐにシャボン玉石けんへ入社。すでに70歳になろうとしていた先代と共に働くことで、先代が大切にしてきた「健康な体ときれいな水を守る」想いを学んだ。2年後の2002年に取締役副社長、2007年より代表取締役社長に就任し、現在に至る。
2007年、少ない水で消化でき、環境負荷が軽減される石けん系泡消火剤「ミラクルフォ―ム」を本格発売、2009年、本社内に「感染症対策研究センター」を開設し広島大学と共同で研究・開発した手洗い石けん「バブルガード」を発売する等、新たな取り組みにチャレンジし続けている。


「企業の遺伝子」は、弊社代表 武田隆と春香クリスティーンさんが、さまざまな企業のキーパーソンをお招きし、お話を伺うことで、企業の遺伝子を探るFMラジオプログラムです。

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