ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2026.09.28

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.600公開されました(ゲスト:株式会社NEXT ONE 斉藤徹 氏・第3週目)

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、株式会社NEXT ONE 代表取締役 斉藤徹(さいとう・とおる)さんをゲストにお迎えした第3週目の放送が公開されました。

今回は、NEXT ONE社の強みと転機について伺います。

わずか1か月で、8.5億円の損失――。

株式会社NEXT ONEにとって大きな転機となったのは、2021年1月でした。2019年にスタートした新電力サービス「新日本エネルギー」。営業を強みに成長してきた会社に、電力の仕入れ価格高騰という想定外の事態が襲いかかります。

電力には、お客さまが使用する量を確保し、供給し続ける責任があります。市場価格が高騰しても、仕入れを止めることはできない。売れば売るほど損失が膨らみ、毎日のように数千万円単位で資金が流出。積み上げてきた純資産は一気に失われ、会社は債務超過へと陥りました。

会社をどう立て直すのか。

斉藤徹さんが決断したのは、販売商材の切り替え、銀行からの資金調達、そして電力の仕入れ方法の見直しという三つの施策でした。そこから11か月。会社は3.5億円の債務超過を解消します。

しかし、この危機がNEXT ONEにもたらしたものは、財務の立て直しだけではありませんでした。

驚くべきことに、この出来事を理由に会社を辞める社員は一人もいなかったといいます。「どうすれば会社を立て直せるのか」「この会社を潰したくない」。そう言って残り、ともに再建へ動いてくれた社員たち。その姿を目の当たりにした斉藤さんは、経営者として大きく変わっていきます。

それまでは、自分が意思決定をすることが経営者の役割だと考えていた。しかし現在は、社員自身に意思決定を任せ、自分は承認する側へ。たとえ判断を間違えても、その経験が次の成長につながると考えるようになりました。

「社員の成長が、会社の成長になる」。

創業時から大切にしてきた「いい人を採用する」という考えは、最大の危機でどのような力を発揮したのか。そして、会社が潰れかけた経験は、斉藤さんの経営をどう変えたのか。 8.5億円の損失から始まった再生の物語。その先で見つけた、「人を信じる経営」に迫ります。