ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2026.05.07

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.579公開されました(ゲスト:ヤマトホールディングス株式会社 齊藤泰裕 氏・第2週目)

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、ヤマトホールディングス株式会社 イノベーション推進機能シニアマネージャー 齊藤泰裕(さいとう・やすひろ)さんをゲストにお迎えした第2週目の放送が公開されました。

今回は、ヤマトホールディングスの転機について伺いました。

今や当たり前となった「宅配」という仕組み。しかし、その誕生は一企業の危機感と、たった一つの違和感から始まったものでした。

1976年にスタートした宅急便は、今年で50周年。当時のヤマト運輸は、道路網の発達とともに競合他社が事業規模を拡大していく中で、厳しい状況に直面していました。従来の「大量輸送」モデルだけでは立ち行かない――その危機の中で生まれたのが、「個人から個人へ荷物を届ける」という全く新しい発想でした。

当時、個人が荷物を送る手段は限られており、駅まで持ち込み、受け取り側も駅まで取りに行くのが当たり前。そんな不便さに疑問を持ったのが、当時の社長・小倉昌男氏でした。自らの生活の中で感じた「送れない不便さ」が、新たなサービスの原点となります。企業のトップでありながら、生活者の視点に立ったその気づきが、物流の常識を大きく変えていきました。

さらに興味深いのは、ヤマトのサービスが常に“現場発”で進化してきた点です。ゴルフ宅急便やスキー宅急便といったサービスは、ドライバーが日々の業務の中で感じたお客様の不便から生まれたもの。また、鮮度を保ったまま届ける「クール宅急便」も、生産者の声に応える形で誕生しました。単なる配送ではなく、「どうすればもっと便利になるか」を追求し続けた結果なのです。

そして、その象徴ともいえる黒猫のマーク。親猫が子猫をくわえて運ぶ姿には、「大切な荷物を丁寧に届ける」という強い想いが込められています。この理念があるからこそ、サービスの進化も一貫した方向を持ち続けているのでしょう。 危機から生まれた革新、そして現場から生まれるアイデア。ヤマトホールディングスの転機には、今の時代にも通じるヒントが詰まっています。その詳しいストーリーを、ぜひ番組でお聴きください。