ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2026.06.22
当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、日本農産工業株式会社 代表取締役社長執行役員 小山剛(こやま・たけし)さんとをゲストにお迎えした第1週目の放送が公開されました。
今回は、日本農産工業の成り立ちについて伺います。
鶏卵売り場で見かける「ヨード卵・光」。名前は知っていても、その誕生の裏側にどんな挑戦があったのかをご存じでしょうか。
今回の『企業の遺伝子』は、日本農産工業 代表取締役執行役員社長・小山剛さんをゲストに迎え、日本の食を支え続けてきた企業の歩みと、ロングセラー商品の知られざる物語に迫ります。
日本農産工業のルーツは1931年。当時の日本人に不足していたたんぱく質を届けたいという思いからスタートしました。意外にも同社が手掛けていたのは、肉や卵そのものではなく、それらを生み出す家畜の「配合飼料」。トウモロコシを主食、大豆由来の原料をたんぱく源、さらに繊維やミネラルを組み合わせることで、まるで“完全栄養食”のような飼料をつくり続けてきました。鶏だけでなく、豚、牛、さらにはブリやタイ、ウナギまで。私たちの食卓の土台を支える存在だったのです。
そんなBtoB企業が、なぜ一般消費者向けの商品開発に挑んだのか。その象徴が発売50周年を迎えた「ヨード卵・光」です。
今では高品質卵の代表格として知られていますが、発売当初は決して順風満帆ではありませんでした。当時の卵が1個10円前後だった時代に、ヨード卵・光はなんと1個50円。価格は約5倍です。当然ながら消費者にはなかなか受け入れられず、営業担当者は青果店を一軒一軒訪ね歩き、「まずは置いてください」と頭を下げ続けたといいます。売れた分だけ代金を回収するという、地道な営業活動の日々。その苦労は想像以上のものだったそうです。
それでもヨード卵・光は生き残りました。転機となったのは、ある週刊誌での紹介。珍しい高級卵として注目を集め、百貨店にも並ぶようになります。そして徐々に「特別な卵」としての価値が認知されていったのです。
さらに番組では、現在も支持され続ける理由についても語られます。味覚センサーによる分析で確認された“コク”の違いとは何なのか。卵かけご飯で実感できるという、その味わいの秘密にも迫ります。 95年以上にわたり食の基盤を支え続けてきた企業が、どのようにしてヒット商品を生み出したのか。知られざる挑戦の物語を、ぜひ番組でお聴きください。