ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2026.06.02

ラジオ「企業の遺伝子」Vol.583公開されました(ゲスト:小湊鐵道株式会社 石川晋平 氏 石川卓生氏・第2週目)

当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、小湊鐵道株式会社 代表取締役社長 石川晋平(いしかわ・しんぺい)さんと代表取締役副社長 石川卓生(いしかわ・たくお)さんをゲストにお迎えした第2週目の放送が公開されました。

今回は、小湊鐵道の成り立ちについて伺いました。

創業109年。千葉・房総半島を走る小湊鐵道は、今や全国の鉄道ファンから愛されるローカル線として知られています。しかし、その始まりには、地域の未来を信じた人々の壮大な夢がありました。今回は、小湊鐵道株式会社の知られざる創業の物語と、100年以上受け継がれてきた企業の原点に迫ります。

時代はまだ鉄道が日本中へ広がり始めた頃。房総半島を横断し、内房と外房を結ぶ鉄道をつくろうと地元の有志たちが立ち上がりました。目指した終着駅は、日蓮ゆかりの名刹・誕生寺のある小湊。しかし実は、その路線は現在も小湊まで到達していません。社名に掲げた“目的地”へ、いまだたどり着いていないという事実もまた、この会社の歴史の面白さです。

番組では、創業時の資金集めにまつわる驚きのエピソードも語られます。地元から集めた出資だけでは足りず、創業メンバーは当時日本最大級の財閥へ支援を求めて奔走。しかし何度も門前払いに遭います。それでも諦めず通い続けた結果、最後に下された決断とは――。地域のために鉄道をつくりたいという一念が、人の心を動かした感動的な物語です。

さらに話題は、石川家に受け継がれてきた価値観へ。祖父であり先代経営者の思い出を語るお二人のやり取りからは、家族や仲間を大切にする温かな人柄が伝わってきます。そして創業以来変わらない会社の原点として語られたのは、「近くの人を喜ばせたい」という極めてシンプルな考え方でした。

全国制覇を目指すわけでも、世界を目指すわけでもない。まずは地域の人の役に立つこと。その積み重ねが109年という歴史をつくり、今も多くの人に愛される理由になっているのかもしれません。

地域に根ざした企業だからこそ生まれた物語の数々。そして二人の軽快な掛け合いから垣間見える小湊鐵道らしさ。聞き終えた後、きっと列車に乗って房総の景色を眺めたくなるはずです。ぜひ放送でお楽しみください。