ラジオ番組「企業の遺伝⼦」 2025.08.05
当社代表 武田隆がパーソナリティを務めるFMラジオプログラム「企業の遺伝子」で、伊那食品工業株式会社 代表取締役社長の塚越英弘(つかこし・ひでひろ)さんをゲストにお迎えした第3週目の放送が公開されました。
今回は、塚越社長のキャリアについてお話を伺います。
学生時代はバブル真っ盛り。故郷を出たまま東京での就職、一部上場企業での華やかなキャリアを築いていた塚越社長。その頃は父親の経営する伊那食品工業に入る気はなかったのだそうです。しかし、母親が病気になり、父の声にも何か元気のなさを感じた塚越社長の心が静かに動き出します。さらに子供を育てる環境としてふさわしい場所として、自信が生まれ育った伊那を選び帰郷。そして伊那食品工業に入社しました。
その後、四代目社長として経営を引き継ぎ、「毎年必ず社員の給料を上げる」という方針を堅持。リーマンショックによる連続赤字の最中でさえ「人件費削って経営するなら猿でもできる」と、2%の昇給を断行しました。その背中には、社員を信じる強さと、父親から受け継いだ「経営を通じて人を幸せにしたい」という理念がありました。
「なぜ働くのか」「会社とは何か」。そんな本質的な問いの答えがそこにはあります。
“理念なき成長に意味はない”と語る塚越社長お話を、ぜひお聴きください。