夏の到来!アイスクリーム

ドイツの夏といえば、アイスクリームです。

この季節に街を歩いていると、たくさんのベルリナーがアイスを食べている風景をほんとうによく目にします。

ドイツでは、アイスクリームは、短い貴重な夏の到来を喜ぶシンボルのような存在かもしれません。ベルリン市内には魅力的なアイスクリームショップが数多くありますが、連日多くの人で賑わいます。老若男女、これほど多くの人に愛されるアイスクリームという存在はすごいなと思います。子どもたちにとっても、普段のおやつとしてはもちろん、人生での重要なイベントには欠かせない存在なのだそうです。

市場調査Canadianによる最新の調査によると、ドイツはアイスクリーム国家になりつつあるようです。2013年は、ヨーロッパでもっとも収益性の高いアイスクリーム市場となり、27億ドル(20億1000ユーロ)を売り上げ、また、ドイツのウェブサイトmarkeneis.deによると、2014年には6億2700万リットルのアイスクリームが生産されました。

アイスクリームショップの行列に並ぶ人たち

ドイツのアイスクリームの歴史は19世紀にさかのぼります。ドイツで最初にアイスクリームを発明したのは1879年ミュンヘン出身のサルケッティ家(Sarcletti Family)で、今もアイスクリームを製造し続けています。20世紀半ばには、イタリア系移民のアイスクリームのブームが起き、現代も多くのショップに継承されています。ドイツ西部のドルトムントにあるアイスクリーム屋さんは、最近、国際的なアイスクリーム見本市でバニラ風味のデザートで最優秀賞を受賞しました。

カラフルなアイスクリームケース

今では、定番のバニラ、チョコレート、ストロベリーに加え、フレッシュなフルーツ系やナッツ系、ヨーグルト、シャンパンやビールなどなど、こだわりのフレーバーがドイツのアイスクリーム市場をにぎわしています。

アイスのあるところにはいつも人を寄せ付ける魅力的な雰囲気が漂っていて、ドイツの夏の魅力を語るには欠かせない存在です。

 

ごあいさつ

私たちクオンは、インターネットが目新しかった1996年から企業と顧客の関係構築に取り組み続けている会社です。サービスの要である「消費者コミュニティ」のアーキテクチャに、ヨーロッパ市民社会の成熟の源泉を組み込むため、またWWC(Worldwide Community)実現に向けた国際展開の一歩として、2015年よりベルリンに支局を置いています。
スタートアップの聖地として注目されるベルリンで目にする、人々の暮らしぶりや大切にしている想いには、サービスだけでなく、私たちの生活を豊かにしてくれるヒントや輝きが溢れています。このブログでは、その一部をみなさまへお届けします。
※タイトルにある「Kiez」は、街独自の雰囲気を残した小規模な区分のこと。「お気に入りのご近所」「好きなお店があるエリア」など、愛着を込めた表現として日常的に使われます。

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