FRIESCHE PARADIES

ベルリン市内にはいくつもスーパーがあり、地元のスーパーをめぐるのはとても楽しいですが、その中でも少し足を伸ばして訪れたくなるとても魅力的なお店があります。「フレッシュパラダイス」という食材店をご紹介します。

フレッシュパラダイスは、ベルリンの中でも都市生活者共通の食の品質へのこだわりを鮮度や商品を通して感じ取ることができるお店です。フレッシュパラダイスは1874年まで遡る歴史をもち、大量生産ではなく常に最高品質の食材をアマチュアのシェフやグルメのお客さんへ提供しています。

ベルリンには海がないため海鮮類はとても貴重な存在なのですが、このフレッシュパラダイスの海鮮コーナーには、いつも高品質で新鮮な魚が揃います。魚売り場はロープで仕切られているため、商品に近づけませんが、専門の店員さんが「今日は何にしましょうか?」と気軽に声をかけてくれ、商品の説明をしながら手際よく計りではかって紙で包み手渡してくれます。こうしたやり取りもいつも楽しいひとときです。お刺身にできてしまうマグロや、カラマリ、サーモン、有頭えび、鯛に少し似た白身魚のドラドなど、家に持ち帰り、チラシ寿司やパエリヤなども気軽に作れてしまうため、ベルリンにいるとは思えないほど海鮮料理を存分に楽しめます。

また、新鮮なチーズやハム、肉類、野菜や果物はもちろん、青シソやお味噌、ゆずの果汁などの日本食材や、イタリアのコーヒー豆やフランスのスイーツなど普段使いの選び抜かれた品もさりげなく陳列され、数々の良品にいつも魅了されます。使いやすいシンプルな調理器具にはドイツらしいこだわりを感じます。ちょっとお腹が空いている時は、店内にある小さなビストロで、ハンバーガーなどの軽食もいただけます。

安心安全、良質なものを求める人、料理好きの方はもちろん、時間を見つけてゆっくりと買い物をしたり料理や食事を楽しんでいるベルリナーからもいつもインスピレーションをもらいます。

ごあいさつ

私たちクオンは、インターネットが目新しかった1996年から企業と顧客の関係構築に取り組み続けている会社です。サービスの要である「消費者コミュニティ」のアーキテクチャに、ヨーロッパ市民社会の成熟の源泉を組み込むため、またWWC(Worldwide Community)実現に向けた国際展開の一歩として、2015年よりベルリンに支局を置いています。
スタートアップの聖地として注目されるベルリンで目にする、人々の暮らしぶりや大切にしている想いには、サービスだけでなく、私たちの生活を豊かにしてくれるヒントや輝きが溢れています。このブログでは、その一部をみなさまへお届けします。
※タイトルにある「Kiez」は、街独自の雰囲気を残した小規模な区分のこと。「お気に入りのご近所」「好きなお店があるエリア」など、愛着を込めた表現として日常的に使われます。

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