メディア掲載 2018.03.20

ダイヤモンド・オンラインにて元拓殖大学教授 長坂寿久氏と当社代表 武田隆の対談(第4回)が公開されました

ダイヤモンド・オンライン連載企画「経営×ソーシャル」識者に聞く ソーシャルメディア進化論 第91回
つながり合ったいま、ソーシャル社会に必要なのは「哲学」だ【長坂寿久氏×武田隆氏対談4】

Facebookが一般に公開されたのは2006年のこと。時を同じくしてTwitterが登場し、世界中の人々はSNSを介して爆発的な勢いでつながってきた。これほど不特定多数の異なる価値観を持った人々がつながり合えたという事実は、人類の歴史を見ても特筆すべき出来事と言えるだろう。

人々がつながり合えば、時間や空間の制限を超えて人はもっと自由になれる――インターネットが一般にも浸透し始めた当初、そんな期待を抱いた人は少なくなかったはずだ。しかしどうだろう。現実には、つながったことでそれぞれの人の持つ意見や正義がぶつかり合い、むしろ不自由さや窮屈さを感じはしないだろうか。

今後インターネットが本当の意味で「公共」の場として機能するために、今こそ必要なものとは何か? オランダの市民社会セクターに精通する長坂寿久氏は、キーワードは「哲学」だと語る。

■長坂寿久(ながさか・としひさ)氏
一般財団法人国際貿易投資研究所客員研究員、逗子フェアトレードタウンの会代表理事。神奈川県逗子市生まれ。明治大学政経学部卒、現日本貿易振興機構入構、シドニー、ニューヨーク、アムステルダム駐在。1999年拓殖大学国際開発学部(現国際学部)教授、国際関係論(NPO・NGO論)、2013年退任。公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事、認定NPO法人ACE(児童労働問題)評議員等。神奈川県ボランタリー活動推進基金審査会(会長)、日本フェアトレード・フォーラム認定委員長、等。映画評論家。オランダ関係では、アムステルダム市国際交流表彰(1997年)、蘭日賞(2009年)受賞。主な著書に、『新市民革命入門――社会と関わり「くに」を変えるための公共哲学』(2016年)、『NGO・NPOと「企業協働力」──CSR経営論の本質』(2011年)、『NGO発、「市民社会力」──新しい世界モデルへ』(2007年)、『日本のフェアトレード──世界を変える希望の貿易』(編著、2008)、『世界と日本のフェアトレード市場』(編著、2009年)、『オランダを知るための60章』(2007年)、『映画で読む21世紀』(2002年)[以上明石書店]、その他『オランダモデル』(日本経済新聞社、2000年)、『ユーロ・ビッグバンと日本のゆくえ』(集英社、2000年)『ベビーブーマー』(サイマル出版会、1988年)等多数。

「ダイヤモンド・オンライン」は、ダイヤモンド社が提供するビジネス情報サイトで、ビジネスパーソンの知りたい「今」がわかるウェブマガジンです。